✓ 理学療法士は結婚できないって本当なのか知りたい
✓ 給料が低いから結婚に踏み切れない
✓ 結婚後のお金・時間をどう両立すればいいか不安
「PTって給料低いし、結婚できないんじゃないか」
そんな不安を感じたことはありませんか。
国家資格を持っていて、人の役に立てる仕事。
それなのに給料の低さがネックになって、恋愛や結婚に自信を持てない。そういうPT・OTは少なくありません。
実際、厚生労働省「令和6年 賃金構造基本統計調査」によると、理学療法士の平均年収は約444万円。給与所得者全体の平均460万円をわずかに下回ります。
そして昇給は年に数千円程度。
「この給料で家族を養えるのか」という不安は、多くのPTが抱えているリアルな悩みです。
ただ、結論から言います。
「理学療法士は結婚できない」という統計的な根拠は、どこにも見当たりません。
問題は「結婚できない」ことではなく、お金・時間・キャリアの不安を解消できていないことにあります。
私も子どもが大きくなるにつれて「このままでいいのか」と思うようになりました。
この記事では、結婚と子育てを経験している14年目の現役PTが、次の3つをお伝えします。
- PTが結婚に不安を感じる4つの理由
- 実際に結婚してわかったリアル
- 収入と時間の不安を解消する3つの対策
不安の正体さえ分かれば、対策は打てます。
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「理学療法士は結婚できない」に根拠はない
まず事実を確認しましょう。
職業別の結婚率という統計は存在しない
「PTは結婚できない」とよく言われます。
ですが調べてみると、職業別の結婚率・未婚率をまとめた公的な統計は見当たりません。
つまり「PTだから結婚できない」と言えるデータは、どこにも存在しないということです。
逆に「一般より結婚しやすい」というデータもありません。
要するに、職業と結婚のしやすさを結びつける根拠がないのです。
「できない」ではなく「不安がある」が正確
実態を正確に言い直すと、こうなります。
PTは結婚できないのではない。
結婚後の生活費・昇給・時間に不安を感じているPTが多い。
この違いは大きいです。
「できない」なら諦めるしかありませんが、「不安がある」ならその正体を突き止めて対処すればいいだけだからです。
次の章で、その不安の中身を分解していきます。
PTが結婚に不安を感じる4つの理由
統計的な根拠はないとはいえ、実際に不安を感じているPTが多いのも事実です。
その理由を正直に整理します。
理由① 昇給が遅く、将来の生活費が見通せない
理学療法士の平均年収は約444万円。
金額そのものは全職種平均と大きく変わりません。問題は昇給スピードの遅さにあります。
毎年の昇給が月3,000〜5,000円程度では、子どもが生まれて教育費がかかり始めたときに「足りなくなるのでは」という不安が膨らみます。
結婚当初は大丈夫だった収入が、子どもの成長とともに不安になる。
このパターンが、PTの結婚不安の本質です。
結婚した当初は平気でした。不安になったのは子どもが育ってからです。
老後の備えも気になるところです。
PTの退職金は医療・福祉業界の中でも低い水準にあると言われています。現役時代からの対策が必要になります。
給料の実態はこちらで詳しくまとめています▼
理由② 不規則な勤務で家族と時間が合わない
病院や施設のPTは、土日出勤やシフト勤務が発生しやすい環境です。
パートナーや家族と時間が合わないことは、結婚生活の大きなストレスになります。
- 土日どちらかの出勤が月2〜4回ある
- 祝日に休めない
- カルテ・書類業務で残業が慢性化している
- 急なシフト変更で予定が立てにくい
ただ、ここは大事なポイントがあります。
これは「PT全体の問題」ではなく「職場選びの問題」です。
訪問リハビリや外来クリニックなら、土日休み・定時退社という環境も普通にあります。職場を変えるだけで解決する話です。
訪問リハビリの実際の働き方は、こちらでまとめています▼
理由③ 職場が同性に偏り、出会いが少ない
PT・OT業界は、職場によって性別の偏りがあります。
急性期や回復期の病院では、スタッフの多くがリハビリ職です。異業種・異職種との出会いが生まれにくい環境ではあります。
また、医師や看護師と比べると社会的な認知度もまだ高くありません。「理学療法士って何する人?」から会話が始まることも珍しくないと思います。
ただ、これも打つ手はあります。後半で出会いの作り方をまとめました。
理由④ 「医療職=高収入」のイメージとのギャップ
「医療系の国家資格を持っている」と言うと、多くの人が「給料が高そう」というイメージを持ちます。
実際の年収を伝えると「思ったより少ないんだね」と返ってくることもあります。
ですが、ここはマイナスに捉えなくて大丈夫です。
このギャップを事前に正直に話し合えるかどうかが、結婚後の金銭トラブルを防ぐ最大のポイントだからです。
年収・昇給の見通し・これからの対策。ここを一緒に考えられるパートナーであれば、収入面のハードルは十分に乗り越えられます。
稼げるPTとそうでないPTの違いは、こちらで解説しています▼
実際に結婚してわかったこと|14年目PTの本音
ここからは、実際に結婚して子育てをしている立場から書きます。
良い面も課題も、正直にお伝えします。
パートナー側の評価は「安定感があって良い」
私の場合、PTという職業に対する評価は「安定感があってすごく良い」というものでした。
国家資格があること。職を失いにくいこと。人の役に立てる仕事であること。
この3つは、結婚相手として高く評価されやすいポイントです。
医師や弁護士のような高収入ではありません。ですがリストラや倒産のリスクが低いという安定感は、結婚を真剣に考える年齢になるほど強く響きます。
PTは意外と、結婚相手として評価が高い職業です。
最初は大丈夫。不安が出てくるのは子どもの成長後
これが一番リアルな話だと思います。
結婚直後は二人暮らしで生活費も少なく、PTの給料で十分やっていけます。
問題はそこからです。
子どもが生まれ、習い事・学校・食費・医療費が積み重なっていく。すると「このままで本当に大丈夫か」という不安が、じわじわ大きくなっていきます。
昇給が年に数千円では、増えていく生活費に追いつきませんでした。
私はそこで、転職・副業・投資を本格的に動かし始めました。
結果的には早い段階で気づけてよかったと思っています。
職場を変えたら、時間もストレスも一気に変わった
訪問リハビリへ転職してから、働く環境が劇的に変わりました。
- スケジュールを自分でコントロールできる
- 大人数の職場にありがちな人間関係のストレスがなくなった
- 時間の余裕が生まれ、副業や投資の勉強ができるようになった
- 子どもの学校行事に参加しやすくなった
「PTは時間が取れない」というイメージは、職場選びで大きく変えられます。
時間の自由度が高い職場に移るだけで、家庭への関わり方はまったく別ものになります。
時間が取れない職場の見分け方は、こちらをご覧ください▼
PTは「家庭に参加しやすい仕事」だった
職場さえ選べば、PTは家庭との両立がしやすい職業です。
- 急なお迎えや子どもの発熱に対応しやすい職場が多い
- 体を動かす仕事なので健康維持につながる
- 医療・介護の知識が家族の健康管理に役立つ
- 国家資格があるため、産休・育休後の復帰がしやすい
子どもの成長をそばで見守れる時間は、お金では買えませんから。
結婚前・結婚後にすべき収入対策3つ
安定感は抜群。ネックは昇給だけ。
これがPTと結婚の正直な実態だと思います。
だからこそ昇給に頼らない収入戦略を持てば、結婚生活は安定します。
対策① 転職で年収の土台を上げる
昇給を待つより、収入が高い職場に自分から移る方が圧倒的に早いです。
特に訪問リハビリはインセンティブ制の職場が多く、件数に応じて収入が上乗せされます。
同じPTでも、職場選びで年収が100万円単位で変わるのが現実です。
結婚は「今の職場のままでいいか」を見直す、ちょうど良いタイミングでもあります。
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対策② 副業とNISAで収入源と資産を増やす
転職で土台を上げながら、本業以外の収入源と資産形成を同時に進める。
これが最も効果的な組み合わせです。
- 副業(非常勤の掛け持ち・ライター・ブログなど)
月3〜10万円あれば、習い事や教育費の上乗せができます - 新NISA
月1〜3万円を20〜30年積み立てることで、退職金の少なさを補えます - iDeCo
掛け金が全額所得控除になるため、節税効果があります
昇給しないなら、別の方法で増やせばいい。
この発想の切り替えが、結婚生活を安定させる一番の鍵になります。
そもそもなぜ昇給しないのか。理由はこちらで解説しています▼
対策③ 共働きを前提に生活を設計する
PTの給料1本で家族全員を支えるのは、正直きつい場面もあります。
共働きを前提に設計しておくと、家計の安定度はまったく変わります。
特に女性PTは国家資格があるため、産休・育休後の復帰がしやすい職業です。時短勤務やパート勤務への切り替えも比較的柔軟にできます。
- 共働きで世帯年収700〜900万円を目標に設計する
- 育児・家事の分担をあらかじめ決めておく
- 時間の自由度が高い職場を選び、家庭参加と仕事を両立する
「PTの給料だけで生活する」という前提を手放してみてください。
共働き+副業+投資で設計すれば、PTでも十分に豊かな結婚生活が送れます。
PTが結婚相手と出会う方法3選
「そもそも出会いがない」という悩みも多いので、現実的な方法を3つ紹介します。
①職場・勉強会・研修での出会い
PT・OT業界では、同じ職場や合同勉強会、地域の研修会での出会いが多いです。
同じ医療職・介護職同士だと、お互いの仕事の大変さを理解し合えるメリットがあります。
シフトを合わせやすい。休日の事情が分かる。仕事の話で共感できる。医療職同士のカップルが長続きしやすいと言われるのは、このあたりが理由だと思います。
②マッチングアプリ
マッチングアプリでの出会いから結婚に至るケースは、近年かなり増えています。
ここで大事なのは、「理学療法士」と職業を正直に書くことです。
安定した職業であること、真面目な人柄が伝わることは、確実にプラスに働きます。
「給料が低いから」と職業を隠すのは、むしろ逆効果です。
国家資格・安定性・人を助ける仕事。この3つを堂々と伝えれば十分に戦えます。
③友人・知人の紹介
PT業界は意外と横のつながりが広い世界です。
同期・先輩・学会を通じた紹介で出会うケースも多くあります。
紹介は相手の人柄がある程度わかった状態で始められるので、交際に発展しやすいのが強みです。
「いい人がいたら紹介して」と、信頼できる友人に一言伝えておくだけでもチャンスは広がります。
よくある質問
子どもがいない段階、または共働きであれば十分に成り立ちます。ただし子どもの成長とともに教育費が増えるため、昇給に頼らない収入戦略を早めに始めておくと安心です。
続けられます。国家資格があるので産休・育休後の復帰がしやすく、時短や非常勤への切り替えも柔軟な職場が多いです。ただし育休の取得実績は職場差が大きいので、転職時に確認しておくことをおすすめします。
必須ではありませんが、共働きを前提にした方が家計は安定します。教育費・住宅ローン・老後資金が重なる時期は、1馬力だと厳しくなりやすいためです。
職場や勉強会での出会いが多いため、医療職・介護職との結婚は比較的多い印象です。ただし近年はマッチングアプリの普及で異業種との結婚も増えており、特定の職業が有利ということはありません。
過度に心配する必要はありません。むしろ「結婚を機に職場環境と収入を見直す」タイミングとして活用する人も多いです。試用期間中の転職活動は避けた方が無難ですが、順番はどちらでも問題ありません。
まとめ|PTは「結婚できない」のではなく「対策すればいい」
✓ 「PTは結婚できない」という統計的な根拠は存在しない
✓ 不安の正体は「昇給しない・時間が合わない」という具体的な問題
✓ 安定感・国家資格・人を助ける仕事として、結婚相手の評価はむしろ高い
✓ 不安が出るのは子どもの成長後。だからこそ早めの対策が効く
✓ 対策は「転職で年収UP」「副業とNISA」「共働き前提の設計」の3本柱
✓ 職場さえ選べば、PTは家庭に参加しやすく子育てとも両立しやすい
PTであることは、結婚の障壁ではありません。
昇給しないという現実に対して、どう動くか。それだけです。
安定感は本物です。あとは昇給しない分を、自分で補う仕組みを作るだけでした。
私はそう思えるようになってから、PTという仕事がもっと好きになりました。
結婚を考えているなら、いまが職場と収入を見直すいいタイミングです。
結婚を機に収入・職場環境を見直そう(無料)
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