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理学療法士は昇給しないって本当⁉昇給しない理由を解説!その対策も紹介!

と思っている療法士は多いのではないでしょうか?

おそらく、今の病院にそのまま勤めていても、昇給して年収1千万円!ということは難しいでしょう。

でも大丈夫です。理学療法士でも昇給する方法はあります。

それは

  • 転職
  • 副業
  • 開業(起業)

3パターンの方法があります。

それぞれについて転職も副業も経験している12年目の現役PTが本記事で紹介しています!

理学療法士は昇給しない

理学療法士の昇給率はほとんど平均的ということがわかります。

むしろ苦労して資格を取得した割に合わないと、業界内で言われています。

理由としては

  • 診療、介護報酬が年々下がっているから
  • 理学療法士の人数が飽和しているから
  • 技術料が給料に含まれないから
  • リハビリ以外の仕事も増えているから

このような原因が挙げられます。

理学療法士の平均年収は厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、

【理学療法士の平均年収】

年齢階層理学療法士の平均年収全職種平均
20~24歳約335万円約273万円
25~29歳約388万円約379万円
30~34歳約420万円約421万円
35~39歳約445万円約458万円
40~44歳約493万円約489万円
45~49歳約522万円約513万円
50~54歳約547万円約530万円
55~59歳約581万円約538万円

やっぱり、理学療法士の初任給は少し高いですが、30代・40代はほとんど平均以下。50代でようやく少し上回る程度です。

つまり、頑張って資格を取っても、年齢を重ねるだけでは給料はほとんど上がらないのが現実です。

その他、初任給や退職金についても知りたい方はこちらをご覧ください。

【関連記事】理学療法士の給料は安い⁉初任給・昇給・退職金を徹底解説

理学療法士が昇給しない理由①診療・介護報酬が年々下がっているから

理学療法士が昇給しない最も大きな理由は、診療報酬・介護報酬が年々下がっているからです。

少子高齢化社会において、国として医療費や介護費の保険負担が急激に増えており、それに伴い報酬を引き下げて予算を確保しようとしています。

実際、リハビリテーションにおける報酬は「患者様が長く入院していると減算」「通所リハビリテーションの個別加算の廃止」など、改定のたびに下がる一方です。

患者様は増えているのに、報酬が下がり続けるため、給料に反映されないという悪循環が起きています。

理学療法士が昇給しない理由②理学療法士の人数が飽和しているから

理学療法士は昭和41年度の第一回国家試験から始まり、現在は増え続けて飽和状態と言われています。

ここ10年は毎年約1万人もの理学療法士が誕生し、現在の有資格者数は約22万人超にまで膨れ上がっています。

療法士の質の低下を危惧して近年は国家試験が難化しており、合格率は平成10年代の95〜98%から、近年は75〜85%程度まで低下しています。

「PTは飽和しているから給料を上げなくても人が集まる」という職場側の論理が成立してしまっているのが現状です。

理学療法士が昇給しない理由③技術料が給料に含まれないから

残念ながら、年収アップに直結するスキルアップ資格が理学療法士には存在しません。

様々な「認定・専門理学療法士」資格や手技系の資格は存在しますが、資格を取得しても診療報酬は変わりません。

例えば、

療法士Aさん20年目
過去に100万円以上かけて勉強会・学会に参加し、技術を磨いてきた努力家。

療法士Bさん15年目
あまりやる気がなく、患者様とおしゃべりすることだけが日課。

療法士Cさん1年目
入職したばかりの新人。

この3名が発生させる診療報酬は、まったく同じです。

そもそもの給料体系が、Aさんのような勉強家に高い給料を払うようにはなっていません。努力が収入に反映されないという構造的な問題があります。

理学療法士が昇給しない理由④リハビリ以外の仕事も増えているから

理学療法士の仕事はリハビリだけではありません。

  • リハビリテーション実施計画書の作成
  • 新人教育(プリセプター制度)
  • 学生指導(スーパーバイザー)
  • 院内勉強会(資料作成含む)
  • 学会発表・研修参加
  • 担当者会議
  • 委員会活動
  • リハビリに含まれないおむつ交換・移乗介助

これらはすべて算定できません。つまり、どれだけ働いても報酬にはならないのです。

アニ
アニ

リハビリ以外の業務が増えるほど、実質の時給はどんどん下がっていきますよね…

昇給しない理学療法士の対策3選

ここからは昇給しない理学療法士の対策をご紹介します。

私自身も実践したことのある内容になっているので、是非参考にしてください。

対策①転職で昇給

理学療法士として給料を上げたいなら、まず転職しましょう。

現在日本は少子高齢化社会。診療報酬が下がり続ける中で、今いる職場があなたの給料を上げてくれる可能性は低いです。

答えは簡単、給料が上がるところに自分から行きましょう!

施設ごとの年収の幅はこちらです↓

施設種別年収幅の目安特徴
病院(急性期・回復期)300~420万円スキルアップ◎・残業多め
クリニック300~500万円土日休み・残業少なめ
デイサービス・老健300~420万円残業少ない・ゆったり
訪問リハビリ360~600万円インセンティブあり・高収入

同じPTでも、職場選びで年収が100〜200万円変わります。転職はキャリアアップにも繋がるので、積極的に活用しましょう!

転職の方法は大きく2パターンあります。

人から紹介してもらう

理学療法士の世界はけっこう狭いですよね?

普段から同僚や先輩に相談しておくことで、不意にお話をいただけることもあります。

紹介による転職は、元から信頼関係が構築されているためスムーズに馴染みやすいのがメリットです。

最大のデメリットは、自分が転職したいタイミングでお話がやってくるとは限らないことです。

アニ
アニ

私は転職も副業(非常勤)も、どちらも紹介がきっかけでした。おかげで年収を上げることができています。

転職エージェントを活用する

知り合いのツテがないときは、転職エージェントを活用しましょう!

PT専門の転職エージェントを使うメリットは3つあります。

  • 非公開求人にアクセスできる(一般に出回っていない好条件求人が多い)
  • 給与交渉を代行してくれる(自分では言いにくい条件交渉をプロが行う)
  • 職場の内部情報を教えてくれる(人間関係・残業・離職率なども事前確認できる)

登録・利用はすべて完全無料です。求人を見るだけでも相場観がわかるので、まず登録してみることをおすすめします。

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【関連記事】理学療法士におすすめの転職サイト・エージェント比較ランキング【2026年版】

対策②副業で昇給

理学療法士の年収を上げる2つ目の方法は副業です。

本業の給料が増えないなら、収入の柱をもう1本持てばいいということです。

副業には大きく2パターンあります。

理学療法士としての副業(掛け持ち勤務)

本業とは別の職場で働く方法です。

  • クリニック勤務+休日に週1回訪問リハビリ
  • 回復期病棟勤務+月3回デイサービス

メリット:本業と同じリハビリ業務なので迷いなく始められる。

デメリット:実質週6勤務になることもあり、体への負担が大きい。

アニ
アニ

私は本業・デイサービス・訪問の3つを掛け持ちしていた時期がありました。収入は上がりましたが、体力的にはかなりキツかったです…

異業種の副業(スキルを広げる)

リハビリとは全く別の分野で収入源を作る方法です。

  • ブログ・アフィリエイト
  • ウェブライター
  • 動画編集・デザイン制作
  • プログラミング
  • せどり・ハンドメイド販売
  • SNS代行・オンライン講師

理学療法士業界の将来が不安なときでも、別の収入源があれば精神的に大きな余裕が生まれます。

また、副業スキルは本業でも活かせます。

  • ブログスキル → 職場のHP制作に関わる
  • 動画編集スキル → 勉強会・研修動画の作成

現在の職場で副業が認められているかどうかは必ず確認しましょう。

対策③開業(起業)で昇給

結論から言うと、理学療法士も開業はできます。

ただし、理学療法士には開業権がなく、医師の指示のもとでしかリハビリテーションを提供できません。そのため、理学療法士で起業する場合は「PTとしての起業」ではなく、「PTとしての知見を生かした起業」になります。

具体的には

  • デイサービス経営
  • 訪問看護ステーション経営
  • サロン経営(自由診療)
  • セミナー・講師業

などが挙げられます。成功すれば年収1,000万円も夢ではありませんが、

  • 突出した実績・信用
  • 経営の知識
  • 多額の開業資金

が必要で、失敗のリスクも高いため万人にはおすすめできません。

まずは副業でスキルを磨き、実績を作ってからチャレンジするのが現実的なルートです。

まとめ

理学療法士はあまり昇給しません。

給料を上げたいなら、自分で行動するしかありません。待っていても何も変わりません。

やっぱりおすすめは

最強パターン

Step 1
年収が上がって自分の時間も取りやすい職場に転職する

Step 2
隙間時間に副業をし、あわよくばマイクロ法人を設立する

アニ
アニ

個人的にはこの流れが一番だと思います。まずは転職で土台を作ること。それだけでも年収は大きく変わりますよ。

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昇給しないことで生活への不安がある方はこちらの記事もご覧ください。

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